日常生活をちょっと快適にするIT

ITで普段の生活をほんのちょっとだけ便利に。情報格差を少しでも小さく。そんな目標を掲げて、のんびり記事を書いていきます。

知らないと危険、ネットワークの基礎知識~ネットワークでできること~

2017
25

こんばんは、EPです。

シリーズ「知らないと危険、ネットワークの基礎知識」最終回となりました。
前回前々回ネットワークにおける危険を知らしめる記事を書き、ユーザーを脅しまくって参りましたが、今回は一転してネットワークによって可能となる便利なことについて書いていこうと思います。

ネットワークには大きく分けてWANとLANがあり、普段我々がインターネットと呼ぶ領域はWANです。こちらの利点は恐らくもう生活の一部となっていることでしょう。

例えばLINE。インターネット越しにメッセージをやり取りしたり電話したりできるのは、WANによって大きなネットワークが形成されているからです。

例えばWebページ。WANに対して一定のルールのもとデータを公開するサーバー(サービスを提供する専用のコンピューター)があり、WANによってそのコンピューターと接続することで情報を得ることができます。

では、LANによって得られる恩恵は?

そう言われてもあまり浮かびませんよね。でも実は、既に家庭に普及している製品の中にLANを活用している製品があります。


最近のプリンターはWi-Fi接続が可能で、直接USBケーブルでパソコンと繋げなくても無線で印刷やスキャンが可能です。これは無線でLANに接続し、LAN内のコンピューターから指令を受け取ることで実現しています。

今回の記事ではそれ以外にもう2つ、LANを活用する仕組みを紹介してみようと思います。

共有のデータ保管庫、NAS(Network Attached Storage)


NASと書いてナスと発音してください。

NASはその名の通り、ネットワークに接続することができるストレージ、つまりデータ保管庫です。

USBメモリーやUSB接続の外付けHDDを持っている人はきっと多いと思います。ものすごく大雑把に言うと、LANケーブルで接続できる外付けHDDのようなものです。

USB接続の機器は、当然ですが接続しているUSB端子を持ったコンピューター1台しか認識できません。一方NASはネットワークに接続しますので、ネットワークに接続してる全ての機器から認識することができます。

いまどき、家庭内に複数台のコンピューターがあるという状態も珍しくありません。大学生ともなれば自分用のコンピューターを持っていることが大半だと思います。そういう状態でこそNASは活きます。

ファイル共有が容易となるという点が最大の利点です。例えばiTunesのライブラリをNASに保存するように設定すれば、LAN内の全てのコンピューターから同一のiTunesライブラリを開くことができます。CDの取り込みをパソコンの台数分行う必要はありません。

また、NASは製品にもよりますが、データの安全性を高める工夫をしていることが多いです。内部にHDDを2台搭載し、そのうち1台までは壊れてもデータは失わないといった風に、データをより安全に管理・運用できることも利点の1つに数えられるでしょう。

DLNAによるメディアサーバー


DLNAというガイドラインがあります。規格ではなく単なるガイドラインですから100%の互換性を保障するものではありませんが、これによって例えば家庭用のHDDレコーダーに録りためたテレビ番組を、自室のベッドの上で、対応したタブレット端末を使って視聴するといったようなことが可能になります。

DLNA対応のスピーカーとアンプがあれば、ネットワーク越しに直接接続していないスピーカーでも音楽を再生することができます。


いずれにせよ、前回の記事でも紹介した通り、LANに十分なセキュリティ対策が施されていることが前提となっています。もし十分なセキュリティを敷いていなければ、Webカメラの二の舞いとなってしまいますのでよく注意しましょう。セキュリティが十分であれば、これほど便利なものもありません。


今回はLANのみを活用する方法について述べましたが、LANとWANを両方活用する手法というのももちろんあります。例えば、出先から安全に自宅コンピューターやNASにアクセスできるようにするVPNというのもあります。それについてはまた別の機会に記事にしようと思います。

あなたの生活が、ITでちょっとだけ快適になりますように。

 インターネット LAN 活用法 ネットワーク NAS DLNA プリンター

0 Comments

Add your comment